髑髏城の七人 Season月 【12/27 マチネ】感想②
あっという間に2000字笑
というわけで、前回の続きをいきます!
前回の記事はこちら↓
髑髏城の七人 Season月 【12/27 マチネ】感想① - しょーもないひとりごと
【狸穴の存在】
狸じじぃ感ヤバイ笑
なんか、いつの間にか捨之介たちに馴染んで、無界の里に入り浸るっていう。そうしている所からは、まさか徳川家康だとは微塵も感じさせない狸じじぃ感(褒めてる)
千葉さんだからこそなせる技ですね。
【お前が7人目かよ】
髑髏城でピンチの兵庫を救ったのは、彼の親父いん平。農具を使って戦う姿(特に鎌とくわね)に正直、驚きを隠せなかった笑 でも、髑髏城脱出の際に、7人がシルエットになる演出で、いん平が7人目と気付いた時、思わず突っ込んだよね!
でも、荒武者隊が助けたいん平の命。今度はいん平が息子である兵庫の命を守った。そんな命のつながりを感じ、ほろっときました。
【百人斬りと霧丸】
このシーンは、すごかった。捨之介と霧丸と雁鉄斎が、斬っては打ち直して、また斬ってと繰り返して沢山の敵を倒していくというシーン。
本当にこのシーンは圧巻。殺陣がめちゃくちゃ大変そうだなと見てて思いました。マモちゃん、よく頑張ったね!(親心)
ここで霧丸がいい働き。霧丸役の松岡くんは97年生まれで、若くとにかく動ける役者さん!このシーンでは特に、霧丸がいい動きをしていた気がします。雁鉄斎の道具を持ちながら一緒に走っていたのもすごく可愛かったです。
そして、霧丸は捨之介との関係性が良かった。良い兄貴の捨と、仲間想いな霧丸。お互いがお互いの心を揺さぶりあって、絆を深めている様子にグッときました。一度は裏切られたと感じて怒りをぶつけた霧丸ですが、「お前の剣先は明日を向いているんだろ?」と捨之介に言われた言葉をそのまま本人に言い返したあたりも感動ポイント。この作品の真の主人公は霧丸なんじゃ…と考えるまでに。個人的ツボは、マモ捨が霧丸と話すとき、少しかがんで目線を合わせていた点と、カテコで肩を組んでいたこと笑
【最後の捨天対決】
鎧を外していく演出がすごく良かった!
天の男を地上に下ろす。分かりやすいのに、かっこいい演出で個人的に好みでした。人に戻された天魔は体が細くて、鎧で大きく見せていただけで本当は人の男なんですね… そう感じました。この場面、捨ももうボロボロで、最後の力を振り絞ってやっていたのが伝わって来て、感動です。この場面は息をするのも忘れてました。
【お、お前ら…!】
捨、天、蘭の3人のキャラ設定や位置づけが絶妙。全員、もともと織田信長に仕えていて、彼の死を機に道を違えた。その後、天魔が道を誤ったのを聞きつけ、あいつを止めなきゃと駆けつける捨蘭。道を違えても、厳しい時代を一緒に生き抜いた仲間なんですね。まずここにじーんときた。
でも、蘭は天の手によって蘭丸に戻ってしまい、結局死んでしまう。また、天魔に関しては、捨の刀で自害してしまう。この後の捨之介の喪失感ときたら無い。止めようとした仲間が次々と死んでしまい、目的を失った彼はまた犠牲になろうとする。しんどいな、この流れ。
ここで思った。
「この捨之介の設定、マモちゃんのための当て書きか⁉︎」
そう感じてしまうくらい、ハマってた。でも、福士くんもおなじ脚本なんだからそんなわけないはずなんですけどね。とにかく、月の捨之介は若気の至りというものがすごく生かされた脚本でした。
…それと同時に、他のバージョンも見たくなってしまうから髑髏城は罪ですね。
【役者さんについて】
みんなとても良かった!
中心キャストが若いぶん、周りがベテラン・劇団員でかためられているので、とても安心して見ていられました。主要キャストのお3方だけ取り上げます。
- マモちゃん
初の新感線、初の主演で捨之介。プレッシャーもあったと思うけれど、ホント立派でした!本当にエンターテイナーだよ笑
- 拡樹くん
友達から沼だ沼だと言われて早3年。ついに、初拡樹くんをこんな機会に見ることができるとは。まるで天魔が乗り移ったかのような演技に引き込まれました!
- 廣瀬くん
蘭兵衛というとても難しい役を見事に演じていたと思います!殺陣も綺麗で迫力があり見事でした。個人的には太夫を抱き寄せた時に頭ぽんぽんしたのがヤバかったです。きゅんときた。
【カテコ】
カテコがすごいと話題だった髑髏城ですが、圧巻でしたね!壮観!まるで、ディズニーのアトラクションの様。これをみるのだけでも価値ありですね。
あとは、マモちゃんのサービス精神も良かった笑
とまあ、ここまで書いてきました!1と2合わせて4000字ですって。怖。
まあ、百聞は一見にしかずです。ぜひ皆さん見に行って見てください!当日券も毎回用意されていますので、東京在住の方は是非!笑
『髑髏城の七人 Season月』|TBSテレビ:IHI STAGE AROUND TOKYO
TBSの回し者のように思われそうですが、決してそんなことはございません笑 最高のエンターテイメントを体感してみてください!
さて、千秋楽まであと1ヶ月半。上弦、下弦共に欠けることなく走り切ってくれるように祈ってます。
天魔の御言葉を拝借して。
髑髏城で待っている…!